玄制流世界空手道選手権大会を、2008年8月9日(土) 駒沢オリンピック体育館にて開催します。

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世界大会開催の趣旨

 初代宗家・祝嶺制献最高師範の七回忌法要が2007年11月に伊東市で執り行われました。そして、三代宗家に御長男である修道氏が襲名されました。
大変おめでたいことであり、心よりお祝いを申し上げます。

 最高師範は昭和28年「玄制流空手道」を創始され、10年間にわたり空手道を国内外に指導するかたわら、空手に新技術と新指導法を導入するため研鑽を続けられ、昭和39年「新空手道教範」を発刊されました。

 玄制流を学び続ける人たちの指導はすべてこの教範に託し、最高師範は新武道「躰道」を昭和40年に集大成されました。
 その後、玄制流空手道を継承したもの達は、宗家のいない流派ゆえに空手界において肩身の狭い思いをして、他流に鞍替えをした者や流派名を名乗らない者、また空手から離れていった人達もいたようです。

 最高師範が不在となり当然ながら組織力を欠き、玄制流としてまとまりを失い国内・海外でも各自がそれぞれ活動し、今日まで厳しい時代が長年続いておりました。
 それから40数年たった今、頑張ってきた世界中の玄制流を学ぶ同志が一同に結集し、御宗家の賛同をいただき、今までなしえなかった世界大会を空手道の母国である日本(東京)で、第1回「玄制流世界空手道選手権大会」を開催する運びとなりました。

 この世界大会は我々の長年の念願であり、同時に統一された玄制流を広く日本をはじめ全世界に認知させることは極めて大きな意義があります。
 そして、もう一つの重要なことは、このたびの三代宗家襲名を国内外に広く周知させることです。
この大会で全世界の玄制流を学ぶ拳友達が、仲良く競い合い交流を通して親睦を深め実りある大会にして、次の段階に進めていければと考えております。

 玄制流はまだまだ小さな流派でありますので、『三本の矢の訓え』にでてくる『心を同じくして相親しむべし』のように、お互い心を同じくして争わず皆仲良く協力してやっていくことが肝要であります。
そして、大会に参加した者達が緩やかな連合をして、皆で御宗家を守り立て組織作りに努め、「玄制流世界空手道連合」(仮称)を創設していければと考えております。

 組織作りの次には、「玄制流」の型の統一(技の統一)をして「新空手道教範」に続く新たな教範を作り、ビデオ・DVD等の製作を推し進めていくことも視野にいれております。

 昨今の空手界をみますと、スポーツ化が進み、競技(試合)第一主義となり、試合に勝つことが最終目的になっており、武道としての特性が見失われつつあります。

 我々は、宗家祝嶺制献最高師範が取捨選択して体系付けられた「玄制流」の空手道を、原形に従って出来るだけ忠実に技術・精神の両面で継承し、これを組織として永続的に普及・発展させていく正統派実技団体でありたいと切望しております。

 スポーツ性より、武道としての空手道を追求していき、競技(試合)に勝つことが最終目的ではなく、日々の厳しい稽古を通じて、人を大事にし、物を大事にする心を育て、忍耐力・自制心をつけ礼節、調和をもった青少年の育成=人間形成に努めていくことだろうと思います。

 空手道は、今や世界中の人々に親しまれておりますが、日本の武道である空手道を、日本の伝統・文化と共に、「わが国から発信する」という姿勢を貫き、まさに初心に帰り日本の正統な空手道の普及・発展のため尽力していき、世界中の人々が安全で平和な生活ができるように貢献していかなければと願っております。 

 これからも、世界から尊敬され、入門者、修行志願者が続々と門をたたくような「魅力ある玄制流」にすべく、我々一同、なお一層の精進を誓い世界大会開催の趣旨とさせていただきます。

 世界大会の趣旨を良くご理解いただき、大勢の皆様のご参加を心よりお待ちしております。


第1回 「玄制流世界空手道選手権大会」 実行委員会