制献語録 No.1

001 人を殺すのは簡単だ。しかし人を生(活)かすことは百倍難しい。
武道の本源的目的は戦いであるが、現代社会で武道がその存在を主張するなら、人間の能力を引き出すために活用されるべきだ。その他にも武道家は危機管理や安全対策等の分野でその感性を発揮する事が大事だ。武道家は平和の中であっても、決してその危機意識を埋没させてはならない。
002 今、君の生きているこの瞬間は過去と未来の接点だ。
君の未来は人類の膨大な過去の蓄積によって担保されている。歴史を蔑ろにする国家は滅びる。人間もまた同じであり、君が日本人としての歴史と誇りを大事にするなら、君の未来は保証されるのだ。未来を語る資格のある人間とは、過去のことをよく研究している人間のことだ。
003 歴史とは民族の精神の系譜だ。だから精神のないところに歴史は生まれない。
全ての物事が伝達されるには、そこに精神がなくてはならない。精神と言うものは極めて肉体的な意思だ。精神は時間と空間を越えて伝えることができる。つまり精神とは歴史を成立させ継続し、伝達する重要な媒体なのだ。さらに、精神性のないところには文明も文化も生まれない。
004 作法があるから人は美しく見える。
何でも最初は形から入るものだ。形が内面を整え、それが作法となって人の姿を美しく見せる。武道は形を重視することで、その人間の内面と姿の美しさを問う ている。華美な外見は内面の乱れを表している。服装や態度、あるいは姿勢や言葉づかいで人間性のほとんどが理解できるものだ。
005 教育や学問、芸術、文化、宗教など良質なものは、水のように高いところから低いところへと流れる。
物事を教え導く者には権威(威厳)がなくてはならない。高い技術や知識の他にも、当然人格的にも高いものが求められるが、それは他人に強要するものではな い。そのような人物であれば周囲から自然に権威は与えられていく。そういう高みがあるからこそ低いところに価値あるものが流れ潤うのだ。したがって師弟関 係でも親子関係でも「共通の目線」とか「友人感覚」というものはありえない。高低差があるから水が流れるのである。流れが止まると水は澱み、やがて悪臭を 放つが、そのようなことがあってはならない。また、「本物の権威」と「権威主義」とを混同してはならない。
本当は封建時代のほうが、人々はより自由で人間らしく生きていた。
現代人は自由の意味を履き違えている。無制限の自由や権利が人間を不幸にしている。自分の命運や領分をわきまえている人間のほうが確実に自己を実現する。 封建時代には厳格な身分があったが、それを超えられないという制限が人間の精度を高めた。民主主義が人類の発明した偉大な政治体制であることは間違いな い。しかし自由、平等、人権などという言葉は政治制度上の建前であり、かつ相対的なものであるから、万人に等しく与えられるという幻想にとらわれてはいけ ない。
007 個人も組織も「どう在りたいか・・・」ということがはっきりすれば戦略も戦術も生まれる。
組織の指導者は将来のビジョンを示さなくてはならない。組織内がギクシャクしている状態とは、その未来像が組織内で十分に共有されていないということだ。 多くの者が未来像を共有できたときに戦略や知恵が生まれる。個人が「どう在りたいか・・」ということと、組織の未来に共有できる部分が多ければ人も組織も 有機的に動き活性化される。
008 自分の欠点に気づいた者は幸福と言える。
早い時期に自分の欠点に気づいた人間は、それを克服するために何が必要か発見することができる。自分自身を客観的かつ相対的に捉えられることが大事だ。気 づくという意味で、人間には三種類ある。一瞬のうちに気づく人と、人に指摘されて気づく人、そして一生何も気づかない人がいる。
何でも最初は形から入るものだ。形が内面を整え、それが作法となって人の姿を美しく見せる。武道は形を重視することで、その人間の内面と姿の美しさを問う ている。華美な外見は内面の乱れを表している。服装や態度、あるいは姿勢や言葉づかいで人間性のほとんどが理解できるものだ。
005 教育や学問、芸術、文化、宗教など良質なものは、水のように高いところから低いところへと流れる。
物事を教え導く者には権威(威厳)がなくてはならない。高い技術や知識の他にも、当然人格的にも高いものが求められるが、それは他人に強要するものではな い。そのような人物であれば周囲から自然に権威は与えられていく。そういう高みがあるからこそ低いところに価値あるものが流れ潤うのだ。したがって師弟関 係でも親子関係でも「共通の目線」とか「友人感覚」というものはありえない。高低差があるから水が流れるのである。流れが止まると水は澱み、やがて悪臭を 放つが、そのようなことがあってはならない。また、「本物の権威」と「権威主義」とを混同してはならない。
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現代人は自由の意味を履き違えている。無制限の自由や権利が人間を不幸にしている。自分の命運や領分をわきまえている人間のほうが確実に自己を実現する。 封建時代には厳格な身分があったが、それを超えられないという制限が人間の精度を高めた。民主主義が人類の発明した偉大な政治体制であることは間違いな い。しかし自由、平等、人権などという言葉は政治制度上の建前であり、かつ相対的なものであるから、万人に等しく与えられるという幻想にとらわれてはいけ ない。
007 個人も組織も「どう在りたいか・・・」ということがはっきりすれば戦略も戦術も生まれる。
組織の指導者は将来のビジョンを示さなくてはならない。組織内がギクシャクしている状態とは、その未来像が組織内で十分に共有されていないということだ。 多くの者が未来像を共有できたときに戦略や知恵が生まれる。個人が「どう在りたいか・・」ということと、組織の未来に共有できる部分が多ければ人も組織も 有機的に動き活性化される。
008 自分の欠点に気づいた者は幸福と言える。
早い時期に自分の欠点に気づいた人間は、それを克服するために何が必要か発見することができる。自分自身を客観的かつ相対的に捉えられることが大事だ。気 づくという意味で、人間には三種類ある。一瞬のうちに気づく人と、人に指摘されて気づく人、そして一生何も気づかない人がいる。

